金メダルの夢、北京に散る

　悲願だった、オリンピックでの金メダル。今回の北京を最後にオリンピック競技から外れてしまうこともあり、日本代表は並々ならぬ決意で試合に挑んだとは思うのですが・・・結果は、残念ながらメダルには届ず4位ということになりました。
　最大のライバルのハズだった韓国は、先ほど金メダルに。第1回WBCから、早2年。ジャパン・ベースボールを世界に知らしめた日本は、既に過去のものとなってしまっていたようです。

　最大の失敗は、オリンピックにかける意気込みでしょうか。

　いや、確かにオリンピックに向けて日本は盛り上がっていました。各チームから選手を集め、最高のメンバーだったかどうかはわかりませんが、少なくとも豪華な顔ぶれであったことには間違いありません。
　しかし、人を集めればいいってわけではないのです。今回、悔しいけれど圧倒的な力で日本に挑んできた韓国は、レギュラーシーズン中から、「ボール」「ストライクゾーン」「マウンドの高さ」・・・あらゆるものを国際ルールに合わせてやってきました。日本にそこまでの努力があったでしょうか？

　また、シーズン中ということもあって、他国との親善試合も行われていない。サッカーとかでは考えられないことでしょう。日本は負けるべくして負けた・・・そう言われても仕方がない。
　確かに、選手は一生懸命やった。心からそう思う。監督・コーチも頑張ったと思う。退場も宣告されたしね。でも、国際試合で勝つには、何かが足りなかった。もしかしてWBC優勝っていう「慢心」もあったのでは・・・？

　日本プロ野球は、これから世界に対して、地に落ちた汚名を晴らしていかなければなりません。

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