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ミスタータイガース、故郷で大いに語る [トークショー]

 私がタイガースファンになったきっかけのひとつに、掛布雅之氏の存在が挙げられます。タイガース史上唯一の本塁打王3回の実績はもちろんのこと、あの独特の"存在感"は、特定応援球団を持たなかった私を、すっかりタイガースファンへと変えてしまいました。
 さて、その掛布氏が故郷千葉市の「そごう千葉店」でトークショーを行うということで、私モチロン行ってまいりました。

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↑派手な紹介に少し照れながら登場の掛布氏。

 このトークショーは朝日新聞社の主催で、夏の甲子園大会の写真パネルの展示がメインとなっており、トークショー自体も基本的には高校野球についてがメインの予定だったとは思うのですが、掛布氏は自身の高校時代を含め、プロ入団後についても沢山の話をしてくれました。
 とにかく解説業だけでなくタレント活動をしているだけあって、話は上手で面白いですね。いろいろなエピソードを披露してくれましたが、一つ印象に残ったものをあげてみると・・・。

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↑やはり野球人。野球の話となれば話が尽きません。

 例えば、中村勝広バファローズ・シニアアドバイザーとのエピソード。入団して一軍に上がれることになったが、キャッチボール相手のいない掛布氏。そこで、同じ千葉県出身ということでキャッチボール相手を買って出てくれたのが当時・タイガースのレギュラーだった中村氏でした。自分の投げるボールは右へ左へとそれるのに、キチンと胸に投げ帰ってくる中村氏のボールに対し、掛布氏は「ナイスボールです」と声をかけました。それに対し、中村氏は掛布のそれるボールを片手を伸ばしてとろうとせず、常に体を移動させ自分の中心で受けながら「ナイスボールだ、カケ」と言ってくれたそうです。

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↑熱いトークに、司会の朝日新聞記者さん口をはさむ暇なし(笑)

 掛布氏は、この中村氏とのキャッチボールで「親父とのキャッチボール」を思い出したそうです。子供が思いっきり投げるボールを、父親は何が何でも取ろうとする・・・そういうものを感じ、とても中村氏には感謝したとのことでした。
 ほかにも、面白いエピソードはいっぱいあったのですが、とてもここに書ききれません。なにしろ、時間延長して喋ってくれましたから(虎風荘のおばちゃんのこと、バース氏のこと、佐野仙好氏のこと、星野ジャパンのこと・・・etc)

 トークショー終了後、抽選で5名の人と写真撮影をしてくれる予定でしたが、掛布氏の好意により10名の人が写真を撮ることができました(私は外れてしまいました、残念)。サービス精神旺盛な「ミスタータイガース」の話、また聞いてみたいものです。


打つ―掛布雅之の野球花伝書 (小学館)

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  • 作者: 矢島 裕紀彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1998/03
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研究所長

朝日新聞デジタルから抜粋。

 掛布さん「ウソだと思いたい」 阪神の中村勝広GM死去

(略)2013年秋に中村さんの要請を受けて球団に戻った阪神の掛布雅之・GM付育成&打撃コーディネーター(DC)は「突然だったので気持ちの整理がつかず、コメントのしようがない。現役も一緒にやったし、GMとしても話す機会は多かった。あまりに身近な人なので冷静に受け止められない。ウソだと思いたい」とショックを隠せなかった。(以下略)

・・・私は、監督時代の印象が一番強い世代なので、あえて「中村監督、今までありがとう。お疲れ様でした。」
by 研究所長 (2015-09-23 23:46) 

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