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田中の球宴初登板は [オールスターゲーム]

  昨日・今日と行われた2007オールスターゲーム。ご覧になった方、感想いかがでしたか?最近は中継の延長なんてNHK以外の地上波ではありませんから、試合終了まで中継してくれるだけで(第1戦)私なんか嬉しかったんですけどね。

 さて、そのオールスターに選出され、第2戦の先発を務めたイーグルスの高卒ルーキー・田中将大。選出時の記者会見の席で、周囲の「まっすぐ勝負だよな?」との声に「はい」と答えたものの、その後に「自分のスタイルでやりたい」と、発言を変えてきました(7月16日付デイリースポーツ)。
 私は、この発言に大いに感心しました。なんでも、TV観戦していたメジャーのオールスターが直球勝負ばかりじゃなかったらしく、「いつもどおりの自分の投球を」と考えを改めたようです。

 相変わらず、「真剣勝負」=「真っ向勝負」と、履き違えてる選手は多い。確かに、野球の主役はどちらかと言えば打者。観客は、何よりもホームランを望んでいるとは思います。しかし、だからと言って投手が「打撃投手」代わりになってはいけない。

 私が見たいのは、「最高の投球」なんです。その投手が、変化球を投げることがが「最高の投球」だと言うのであれば、打者は「最高の打撃」で打ち崩せばいいだけのことです。
 2005年のオールスターで城島(当時・ホークス)が、カーブを投げる工藤に対しストレートを要求、「見事」本塁打を打ちました。球威の落ちているベテラン投手の、球種の分かった球をスタンドに運んだといってもねぇ・・・それをTV観戦していた私は、選手2人の間で自己満足している姿に、なんだか冷めてしまいました。それは最高の投球でもなければ、最高の打撃でもないでしょう。それよりも、球威が落ちているなら多彩な変化球でかわし、打者はその中でうまくボールを見極め打つ・・・こういう勝負のほうが面白いと思うんですけどね。選手が楽しむのは結構ですが、その前にファンを楽しませてくれないと。

 ところで、今回の田中の投球。田中本人は、同じくルーキーで選出された捕手のイーグルス・嶋に対し「変化球を投げる」と伝えたそうです。しかし、嶋から出されたサインは大半が直球だったとか。結果、田中は6失点。
 若い嶋は、あの独特の雰囲気の中で、変化球のサインを出すことが出来なかったのでしょうか?新人バッテリーの投球の組み立てを壊してしまう、オールスターの雰囲気って・・・。なんかおかしくありませんかね。

打撃投手

打撃投手

  • 作者: 澤宮 優
  • 出版社/メーカー: 現代書館
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: 単行本


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