「田中雄」「田中幸」「田中」「田中幸」で2000本

　ファイターズの田中幸雄が5月17日、東京ドームでのイーグルス戦でついに念願の２０００本安打を達成しました。

　22年目での達成は、史上最も遅い記録だということですが、別に早さを競っているわけでもないし、2000本もヒットを積み重ねてこれたことが、まず凄い。江本孟紀氏は外国人監督がお気に召さないため？か否か「ヒルマン監督が若手に切り替えたりしなければもっと早く達成していた」と、今日朝のテレビで語っていましたが、いつまでもベテランに頼ってばかりのチームでは先行き危ないので、それは致し方無しかな。

　田中幸雄といえば、スコアボードの表記がころころ変わることでも有名ですが、田中というよくある苗字では仕方のないことですね。入団した頃には、同姓どころか、同姓同名！の「田中幸雄投手」までいたくらいですからね。
　この「田中幸雄」投手はモチロン先輩ですから「幸雄」の「幸」を、そして入団したての「田中幸雄」内野手は「雄」の字を使用することで、スコアボード表記を区別していました（田中幸と田中雄）。
　その後、先輩・田中幸投手はトレードで移籍、しかし球団には「田中実」選手がいたため、先輩の後を次いで「田中幸」に変更。「田中実」が退団した後は、しばらく「田中」となりましたが、「田中賢介」に「田中聡」とファイターズが狙ったかのように「田中」選手を入団させるので、再び「田中幸」となり現在に至っている・・・というところです。

　どうしても、まじめな選手のため＝「地味」なイメージも付きまといます。清原同様、無冠の帝王のように思っている人も多いようですが、95年に元マリーンズ・初芝、当時ブルーウェーブのイチローと3人で打点王を分け合っています（80打点）。唯一3割を打ったことが無いのが残念なところでしょうか。今後、レギュラーを再奪取するのはちょっと難しいでしょうから・・・。

　ところで、この記念となる2000本目を打たれたのは、イーグルス・山村投手。先週、イーグルス100勝目の勝ち投手となり歴史に名を残した？ばかりで、再び歴史の立会人となったみたいですね。

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コメント 2

ここ数年は試合にほとんど出させてもらえなかった
ですからね・・　よく達成できたと思います。
本当におめでとうございます、ですね。
1999本と2000本ではえらい違いますから・・
by はまちゃん (2007-05-30 00:08) 

　はまちゃんさん、遅くなりましたがコメント＆nice!ありがとうございました。

　1992年に丸1年棒に振った時はどうなるかと・・・。それも今や懐かしい思い出です。
by 研究所長 (2007-06-20 22:37)