2006オールスターゲーム [オールスターゲーム]
昨年このブログで、オールスターでの「全球直球勝負」だの「全てフルスイング」だのを批判しました。それは、別にそれが持ち味でもないような選手までもが、そんなことをしても逆に“真剣勝負”ではなくなってしまう・・・との考えからです。
例えば、前ホークスの城島捕手がマウンド上のジャイアンツ・工藤投手にストレートを打席から要求、それを本塁打にしたことがありました。若いころの工藤投手ならまだしも、40過ぎた今や速球派でもない投手にストレートのみを投げさせ、それを20代の選手が本塁打して何が面白いのか!?また、それを必要以上に「ストレートやフルスイングは気持ちがいい」なんて盛り上げようとする実況にも非常に嫌気が差していました(変化球や当てにいくバッティングが、まるで悪いかのような言い方がなおさら気分が悪い)。
ところが、今年のオールスターは違いました。9回のリリーフに出てきたタイガース・藤川とベイスターズのクルーン・・・これは正真正銘の速球派投手。さらにそれを迎え撃つバッターがライオンズのカブレラや、ファイターズ・小笠原、マリーンズ・里崎そしてイーグルスのフェルナンデス・・・と、こちらもスラッガー揃い。このメンバーなら、「全球直球勝負」や「全てフルスイング」が自分の持ち味ですから、そりゃあ面白いですよ。この試合の9回は非常に素晴らしかった。
ちなみに、ファイタースの新庄と森本、この2人も別の意味で面白かった。特に新庄はパフォーマンスだけじゃなく、あの好捕!やっぱり引退もったいない・・・と思ったのですが、新庄本人は「顔面打っちゃうようじゃダメだな」なんてことを考えているのかもしれませんね。
コメント 0