選手会の新井前会長、アマ側譲歩に 「やっとここまで…高野連の方に感謝」

　日本野球機構（ ＮＰＢ）と学生野 球協会は１７日、 プロ経験者が指導 者になるための規 定を話し合う「学 生野球資格に関す る協議会」を都内 で開催した。これ まで、高校野球の 指導者となるためには、教員免許取得と ２年間の実務経験が必要だったが、座学 の研修を受ければ、資格が認められる案 が、プロ側に提示された。アマ側が譲歩 し、条件は大幅に緩和された。
　日本プロ野球選手会・新井貴浩前会長 （阪神）は、一報を自主トレ先の広島で 聞いた。「選手会事務局から報告があり ました。かなりの進展があったようで、 すごくうれしいです」と、歴史的雪解け を喜んだ。

会長在任時は、プロアマの関係を一番 の課題に挙げ、解決に向けて取り組んで きた。新井前会長の尽力は大きい。それ でも「歴代の会長やＯＢの方が努力して 、やっとここまできました。歴代会長が これまで積み重ねてきた成果だと思いま す。僕の代で動いたのはたまたまです」 と、先輩への感謝を口にした。その上で 「選手の気持ちを理解してくれた高野連 の方に感謝します」とも話した。

今後、どんな形で両者の関係が深化し ていくか。新井前会長は「話し合いを重 ねていい形にしたい。選手会もＮＰＢも 加わって、しっかりしたものをつくって いきたい」とした。
（デイリースポーツ2013年1月18日付）

　今まで会長で苦労してきた。このように、活動が少しずつでも報われれば何よりだ。

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