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金本、復活へ肩慣らし。ブルペンで入念60球

《キャンプ》
ブルペンから小気味いいミット音が響く。投手陣のピッチングが一通り終わった昼下がり。阪神の金本が1球、2球と、右肩の稼働域を慎重に確認しながら、トレーナーを立たせて投げ込む。昨年に痛め、連続試合全イニング出場記録が途切れた原因となった肩に不安を抱きつつ、このキャンプで初めてキャッチボールをした。
雨で室内練習場が満員となり、急きょ実現した「ブルペン入り」だ。ビデオを撮影しながら、15メートルほどの距離で約60球。「撮れてます?素人のピッチャーみたいだな」。軽口が飛び出すほど、順調にメニューをこなしている。あくまでも、開幕先発出場に照準を合わせている。伊藤トレーナーは「様子を見ながらです」と慎重な姿勢は崩さない。ただ、ティー打撃では力強い打球を連発するなど打撃の仕上がりが早いのは明らかだ。
「去年、一昨年よりも振れている。次のクールからマシン打撃をするのでは」と、和田打撃コーチも驚く。再起をかけて挑む、勝負のプロ20年目。鉄人復活への序章が始まった。=宜野座
(福角元伸・朝日新聞2011年2月4日付朝刊)
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