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1000個の三振 [新記録]

 「27奪三振で1試合終わるよりも27球で終わるのが理想」(4月15日付デイリースポーツ朝刊)との言葉を残した、昨日1000奪三振を達成したタイガース・井川慶。若くして既に孤高の存在を醸し出している、近年では稀有な存在です。

 そんな彼が、発したこの言葉「27奪三振で1試合終わるよりも27球で終わるのが理想」。この言葉を、過去に使った偉大な“虎”が存在します。
 それは、江夏豊。タイガース-ホークス-カープ-ファイターズ-ライオンズと、渡り歩いた男。彼の通算奪三振は2987で、まだまだこの偉大な先人と井川を比べるには早いのでしょうが、知ってか知らずか同じ言葉を口にしたというトコロにタイガースの選手としてのつながりを感じました。

 ちなみに、江夏がなぜこんなことを言ったのかというと、彼は毎日野球がやりたいので、一日27球で終われば明日も投げられる・・・という意味で言ったのだそうです。すばらしき野球馬鹿(褒め言葉)!
 井川の発言の裏にも熱い思いが隠されていることを期待します。

 
 


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